正しい歩行
2018年10月10日(水)2023年7月25日(火)
よくつまずいたり、転んだり、また歩き方がどこかぎこちないなど、歩き方に迷っている方が最近とても多いです。
それは、外反母趾や指上げ足(浮き指)などの足裏の不安定があるため、それに伴って体も不安定になっているからです。
正しい歩行は意識だけでは変えられるものではありません。
まず、不安定な足裏のバランスを整えることが先決です。
足裏が不安定なままでは、重心の取り方が上手くできないため体も不安定になりフラフラしてしまうのです。
よくつまずく・転びやすい・歩き方がぎこちない等の原因
「大股で、ひざを伸ばして、かかとから着地する」歩き方はかえって体が危険にさらされる! 私たちは地球上にいる限り、目には見えない、また意識することのない「重力」という負担を四六時中受け続けています。 その環境の中で、体表面積の約2%にしか及ばない足裏が絶妙なコントロールで全体重を支え、体のバランスを保っています。 足裏にかかる重力の負担… これを無視して、踵から着地してしまうと、全体重と重力の負担が「踵に集中」してしまい、その負担を吸収無害化できないため、ひざを痛めたり、腰や首にまで不調を伴うなど、からだを壊してしまうのです。 |
よくつまずく・転びやすい・歩き方がぎこちない場合の対処法
- (1)商品名:「楽ちんウォーキン」 商品番号:IKB-005
- (2)グーパー運動
<正しい重心の取り方>
安定した足裏は、「かかと」「指の付け根」「指先」を使った3点歩行で、重心は中央にきています。
積木に例えると、1段目がしっかりしているとその上は細く高く積めるように、人間も足裏が安定していると体全体のバランスがとれて安定するのです。
これに対し、外反母趾や指上げ足(浮き指)などの足裏の不安定があると、足指を踏ん張っていないため、「踵」と「指の付け根」だけを使った2点歩行をするので、重心が踵に片寄ってしまいます。
そのため、体が倒れないように背中を丸めたり、首を前に落としたりして無意識にバランスをとっているのです。
積木に例えると、1段目が不安定だと崩れないようにその上は反対側にずらし、またその上も反対にずらしながら積み上げることになり、グラグラと今にも倒れそうになります。
人間の場合も足裏が不安定だと、その土台に合わされ体もバランスを上手く取れず不安定になってしまうのです。
<正しい歩行のポイント>
(1)「かかと」「指の付け根」「指先」を使った正しい3点歩行をするには、まずテーピングやテーピング靴下で足裏のバランスを整えます。長年の歩き癖のため、意識だけでは変えることができないからです。 (2)次に、意識して気をつけることは、普段より1~2cm位ほんのわずかひざを上げて、適度なスピードをもって歩くことです。そうすることで、足裏全面を同時着地した歩き方ができ、地面からの突き上げを吸収無害化できるのです。 ひざを伸ばしきるとかかとから着地してしまうので、少しひざを曲げ加減でゆるめることがポイントです。 よくつまずく人は、ひざが上がっていない証拠なのです。 このように、正しい歩行はまず足裏のバランスを整えて歩くことです。 そうすることで、地震のたて揺れや横揺れで体が壊れないように防御でき、健康で美しい体を維持できるのです。 |